「お受験」日記、その後。

父親がみた小学校受験を終えた子供の日々

うんこ漢字ドリル

 今、小学生、特に男の間では「うんこ漢字ドリル」の人気があるようです。これはなかなか良い発想だと思いますし、似たようなことを御家庭でやっていた方もいると思います。私も子どもの気を引くために、うんこなどを題材に使ったことがあります。このドリルの人気が出て当然だと思いますし、子供にしてみれば親の前で公然と、堂々とうんこを語ることができるわけですから、題材の面白さ以上に子どもは心の中で「どうだ!どんなにうんこと言ったって怒れないだろう!」と叫んでいるような気がします。
 先日、書店でドリルを立ち読みしましたが(失礼!)、すべての例文でうんこが用いられ、漢字の書き取りの枠も本来は四角であるべきところがうんこのシルエットになっていました。ここまで徹底していれば子どもの心をしっかりとつかめるはずです。
 しかしながら、私としてはこのドリルに対して否定的な感想を持ちました。なんといっても例文がひど過ぎる、の一言に尽きます。すべての例文でうんこを用いることがこのドリルの持ち味だとはわかります。とはいえ、漢字の書き取りの例文は心に残ります。様々な例文を読む中で、我々の培ってきた文化に潜んでいる物事の捉え方、感じ方が身に付いていっていると私は考えています。きっと学習参考書の編集者はそのようなことも考えながら例文を選び、作っているのではないかと私は想像しています。であるが故に、今人気の「うんこ漢字ドリル」、発想としては面白いのですが、子供の教育には向いていない、と私は考えています。