「お受験」日記、その後。

父親がみた小学校受験を終えた子供の日々

思い出つくり

 夏休みも後半に入り、去年はどうしていたかと考えてみると、思い出作りにあちこち行ったりしていました。

 面接でのネタ作りですが、「家庭の教育方針」を具体化したものではなくてはなりません。ただ遊びに行くとか、訪問したとかでは不十分で、「家庭の教育方針」に沿って、こんなことやあんなことをしました、と言えるものではなければなりません。面接で遠回しに家庭の教育方針を聞かれた時に、さりげなく夏休みの出来事をエピソードとして盛り込んで教育方針を説明することが大切です。できればそのエピソードも、他の御家庭とは一味違う、面接官の心に響くものでなければ行けません。

 なんて、面接準備のお教室では指導していただきましたが、さて、本当にこんなことが必要だったのかと振り返ると、不必要だったのではないかと思います。一生懸命準備してきたことは面接官の先生はお見通し。たぶん、エピソードの内容にはあまり興味がないのではないかと思います。仮にそのエピソードで話が盛り上がることがあっても、結果には影響しない、というのが私の考えです。面接官の先生はそんなところは見ていない、親そのものを見ているはずです。

 私が職場で採用面接を担当した時には、学生が一生懸命自らが経験したことを話してくれても、その内容にはさして興味はありませんでした。もちろん、どんなふうに考えたとか、こんなふうに行動した、ということには興味があっても、その対象は極めて平凡なものでも構いません。学生の為人をみているわけで、受験準備で様々なネタを仕込んできてもそのネタに惑わされることはありません。面接官の側はどんな人間かをみるようにしています。

 お受験の面接で親が見られているのは、まさに親そのものであり、どんなエピソードを仕込んできても、面接官の先生は気にしないと思います。自分が面接官のつもりで考えてみても、「受験準備」のことは承知しているわけですから、「エピソード」の中身はさほど気にしていないと思いませんか。

 今の時期、大切なのは子供を温かく包みながら家族仲良く過ごすことである、と私は信じています。